itoいとしほにゃららと。

鎌倉に住むヒトの皮を被った猫のような人の記録。

泊まれる食堂「おかえり」を作りたい

ずーっと
鬱シリーズ書いてましたが……

やりたいお宿のコンセプトが
ぴたっっと気持ちよくハマったので
そのことについて書きたいなと


あ、すこーしだけ書いたかもしれないけど
私の夢は鎌倉でお宿をやることです


*宿っていうより、食堂のイメージだなあ

「聞いたよ!お宿やりたいんだってね!どんなコンセプトなの??」

最近ありがたいことに
鎌倉の先輩方にこの質問をよくしていただくのだけど

やりたいことがたくさんありすぎて、”コンセプト”を自分の言葉でうまく話せない状態がずっとでした……



この日もある方に聞かれて、コンセプトという言葉にはならぬ自分のやりたいことをたくさん聴いていただいてたわけです
※私の親友が鎌倉に遊びにきていて、お気に入りのカフェへ行った先で、偶然バッタリ出会った鎌倉の先輩と一緒にお話することになるというなんとも可笑しなシチュエーション



その時に前述した言葉をいただき

「なぬ?(´゚ェ゚)」





泊まれる食堂だな


その方はそう仰った

私はそわそわしてた




ひとつ
なにそれめちゃいいなという気持ち


ふたつ
でも私、自分でごはん作る気ないで( ゚д゚)



このふたつの気持ちで
ワクワクにはならぬそわそわ




*本当にやりたいことは何?

私はこの質問を改めて問われていた


宿をやりたい気持ちに偽りはない
でもなぜ相手は「宿」よ「食堂」というイメージを抱いたのか


それは
無意識の私の言葉の端々にきっと現れていたからだろう


でも
悶々する

自分ではなぜ食堂のイメージに繋がったのか、そして自分自身やりたい!とならないのか、わからない


そんな私を見て隣でずっと一緒に話を聴いてくれていた親友がサラッと言ってくれた



「私は宿より、泊まれる食堂のほうが行きやすいかも」

「もりのごはん、やっぱりいいもんね」

「でもね、もりのやりたい気持ちが大切だから、ちがうと思うならちがっていいと思うんだよね」

「一番はもりの気持ちが大切」





私は本当にやりたいことは何かをまた問われているんだなとわかった


そして、どんな形であれ応援してくれる人がこんなに近くにいるんだなということもわかった



さて、私は

宿を主体にしたいのだろうか?

食を主体にしたいのだろうか?





自分に聴いてみるうちに答えは出てきた




*自分の食に価値がつかなかったら怖いという気持ち




私はごはんを作ることが好きだ


お皿を出した時
食べてくれる人のキラキラした眼が好き

作って
誰かに食べてもらって
美味しいって言ってもらえて
お皿の中身がきれいになくなった時

なんとも言えない幸せに包まれる




自分のために作ることも好きだ

どの器を使うのか
どんな配置にするのか
彩りは……

などを考えることがたまらなく楽しい




そう
好きなのである
たぶん自分が思う以上に大好きなのだ



「もりのごはんが食べたい」

そう言って
鎌倉に泊まりに来る友人のみんなも
外のごはん屋さんじゃなくて
私のごはんを食べてくれる子も多い



「もりのごはんは何とも言えないけど幸せがあふれてる」

そんな言葉を言ってくれる子もいる




でも
自分で作ったものを宿で出す気はなかった



価値がつかなかった時が怖いから



美味しいって言ってもらえなかったら?
口に合わなかったら?
自分のごはんに価値なんて……
私それ専門で仕事してないし
そういう学校も行ってないし……
特別に何かうまくできるわけじゃない……
包丁の握り方だって正しくないだろう
そもそもいつも目分量で作るし……
作業も早くはないし……



そういうことを考えると
ごはん作りは私の中であくまでも「好きなこと」に留めておきたい気持ちがあったことに気がついた


ごはん作りを嫌いになりたくない


そう思っていた




*泊まれる食堂「おかえり」を作りたい

そういう時に問いかける言葉がある


「すべてうまくいくとしたら、どうしたい?」








答えは、「やってみたい」だ













やりたい宿のコンセプトが定まった





私はカウンターの中で黙々とごはんを作る
でも黙々としてるように見えて
実はルンルンしている


旦那はニコニコ
ごはんを食べにきた人も
泊まり目的の人もみんなを出迎えて
お酒を準備しながら楽しそうにお話をする


”おーい!手止まってるで!待ってるで!”
私がそんな風に茶々入れすると
”はーい♪そんな焦んなくても、ねぇ♪”
と言ってやっぱりお話しながらお酒を作る



私が作るものは簡単だし
いわゆる家庭料理になるだろう

それでいい
それがいい


どんぶりごはんと
豆皿いっぱいおかずちょこちょこなごはん
もしかしたら定食かもしれない
あとはおつまみが少し



「今日部屋あいてる?」
「もうこのまま泊まりたい!」

「ごはん食べたし寝る!明日は自転車で江ノ島目指す!どこかいいお店あるかなー?」

「それならいいところがあるよ」


地元の人と遊びに来た人との会話が生まれる

壁には鎌倉や逗子のお店の
ショップカードをたくさん貼ってある
お客さんとの写真もある

たくさん食べて飲んでおしゃべりして
楽しむだけ楽しんだら泊まっていけばいいよ
ゆっくり休んでまた明日



決して広くはない食堂
部屋数もそこまで多くはないお宿


居心地は抜群にいい


オオサンショウウオ似の旦那と
ヒトの皮を被ってるけど猫な性格の嫁

場を作るのに欠かせない
夫婦の掛け合いを見るのもたぶんまた面白い




みんなの鎌倉のおうちになったらいいな

泊まれる食堂「おかえり」








このコンセプトが浮かんで
私の気持ちはワクワク、ゾクゾクに変わった



毎日が練習

毎日が実験


そんな日々が最近たまらなく愛おしい